●風間旅人随想

どうしようかなと思った時、ふと考えたんだよね、誰かに相談してみようかなって。

でも、すぐに、違うよねと思った。自分のことだもの。自分のことをいちばんよく知っているのは、自分だけだもの。

自分で調べた。自分でよく考えた。だけど、わからなかった。

なんとなく、これかこれだなとたどり着けたが、たった一つに絞れない。決めきれなかった。決めるというのは、たった一つ以外を切って捨てることだと知った。

自分のことが自分で決められない。その答えは自分だけが知っているはずだ。自分のことだから。

だったら、自分に尋ねてみる。自分に相談してみたらどうだろう?きっと答えてくれるはず。答え一発、答えてくれるはず。それくらいの才能は持って生まれているはずだ。持たされているはずだ。そんなことを思った。

問題は、どうやって自分に尋ねる?ということ。どうやって答えを聞き出す?ということ。ひとり芝居のような、ひとりごとのような、そんな滑稽な場面しか思い浮かばなかったが、ある日、私はそれができるようになった。自分との会話ができたのだ。

自分に尋ねた。自分が答えた。はっきりと答えた。その通りにやってみると、見事にうまくいく。問題はたちまち片付いた。いま、私に一片の迷いもない。

私は、自分と会話する方法をMAO(マオ)と名付けた。全国に伝えて回っている。あと20年間、この喜びを伝えていく。
(西)